兎村彩野|Illustrator / Art Director

「達成感」と「さよなら」で執着や溜めこみから心をデトックスする。

仕事の息抜きに30分くらいネイルするのがちょうどいい気分転換になっています。

 

絵やデザインの仕事は作業期間が長く、制作は関わる人数も多いので、なかなか日々の中に「やったぞ〜!」という気持ちを持ちにくい職業だったりします。

ネイルは1時間くらいの作業にちゃんと終わりがあるので、用意から片付けも含め達成感が好きです。

 

HOMEIというペロッと剥がせるジェルネイルを愛用しているので、セルフネイルは数日で交換できます。

手軽なので作ったデザインを自分の気分で手放せる「潔さ」という楽しさもとても好きです。

仕事だと制作したデザインや絵はクライアントやユーザー、生活者や世の中のものなので、手放すという作業があまりできなかったりします。

 

頑張って上手に出来たデザインも、イマイチだったへたくそなデザインも、気に入ったものもそうでないものでも「さようなら」と自分の自由な判断で言えるのが本当に気持ちよいです。

セルフネイルの息抜きは、たぶん適度な集中力のいる作業の楽しさだけでなく、「達成感」と「さよなら」のどちらもあり、性格的・職業的に心に色々な感情を溜めこんでしまう性分の私には、心のデトックスになっているのだろうなぁと感じています。心は入れるより出す方が意外と難しく、入れるより出す方がエネルギーを使います。

 

心を手放せるか、心に執着はないか。

良い執着もありますが、悪い執着もあるので、執着や溜めこみを、自分なりにすっと手放せる方法をいくつか持っていると健康でいられるのかなと思います。

 

そんな理由で息抜きのセルフネイルが好きです。

 

by
Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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