兎村彩野|Illustrator / Art Director

THE NEW WILD 外来種は本当に悪者か? 新しい野生

4〜5年前から勉強を始めた生態学。やや複雑で範囲が広い世界なので「この部分」とは呼べないのですが、全般的に面白そうな本があれば買って読んでいます。

 

生態学とは
生物と環境との関係、個体間の相互関係、エネルギー循環など、生物の生活に関する科学。動物生態学・植物生態学や個体群生態学・群集生態学などに分かれる。エコロジー。(出展:デジタル大辞泉)

 

今読んでいてとても面白い本が「THE NEW WILD 外来種は本当に悪者か? 新しい野生」という本。外来種や在来種の考え方をとても読みやすく丁寧に書いています。取材してる著者のフレッド・ピアスさん(科学ジャーナリスト)は、きっととても賢くユーモアがある人なのだろうなぁと。難しい事を難しいだけにしない優しさが本に詰め込まれています。

動物・植物・虫、この3つの視点から、世界での事例を紹介していて、とても勉強になります。生態学の本は少し専門的で難しいものが多いのですが、この本はちょっとした雑学や、本で読むディスカバリーチャンネルのような感じです。

iPhoneを片手に、出てきた面白そうな生物はすぐに調べられるので、文字だけの生き物の姿を写真付きで見ることができます。

「人間という最大の外来種。」私はこの意見に近い見解だったので、この本は特に読みやすいです。人間は外来種・在来種と騒ぐけど、そのほとんどはノスタルジーが根底にあるなぁと。思えばそれば生態系だけでなく、昔を懐かしむ感情が他の生き物より人間は強いのかもしれません。他の生き物たちも、本当はノスタルジーを楽しんでいるのかなぁ?謎です。

進化の中で本当にノスタルジーは必要なのか?しかし歴史を学ぶことは進化を学ぶことにもなる。最近この「ノスタルジー」と生物の関係が気になっています。歴史は大事。しかしノスタルジーにとらわれすぎると、前へ進むことが出来なくなる。どこまでノスタルジーと上手くやっていけばいいのか。なにかヒントが欲しいところ。

 

物事を考えるときに、ここ数年は「生態学」からヒントをもらっています。大学で勉強したわけでもなく、専門家でもなんでもなく、ただの物好きな本読み人ですが、こうして欲しい知識をお小遣い程度で手に入れることができる今の環境は生きていてとても贅沢だなぁと思います。

 

wild

Amazonでの評価もとても良いので、沢山の人に読んでもらいたいなぁ。良い本です。

THE NEW WILD 外来種は本当に悪者か? 新しい野生
https://www.amazon.co.jp//dp/4794222122

by
Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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