兎村彩野|Illustrator / Art Director

辞めなかったご褒美を。

2014年に「辞めなかったコトの大切さ」という話を書きました。

 

今日、父の会社に用事があって電話をしたら、雑談の中で「看板の絵のデータがまだ残っているよ」とのコトでした。そこでお願いして、この看板の受注記録を調べてもらえる事になりました。

来年、この看板を書いてちょうど20年になります。絵描き20周年の記念に、この看板を作り直して寄付することができるかどうかを調べています。

ちなみに制作費の一部はラインスタンプの売り上げを使います。なので私のまわりにいる人みんなの少しずつのお小遣いが私の20周年記念の費用になっていきます。みんなとここまでやってきたので。有意義な使い方かな。足りない分は私のお小遣いかな。

 

私にとって「辞めないこと」というのはとても大切にしているテーマです。変な言い方をすれば「諦めても、休んでも。辞めなければけっこうどうにかなるよ。」というのがこの20年仕事を続けいてきて自分で見つけた答えでした。

正直、人生なんて何回諦めても大丈夫です。辞めてしまうとそこで全てが止まってしまいますが、とにかく辞めない状態でさえいれれば、「うわ〜!才能ないわぁ!」「今、お金無くてできないわぁ!」「今、少し心が疲れていて頑張れないわぁ!」と言うときがたくさんあっても、私の場合、大丈夫でした。そこでその瞬間、諦めることは当たり前のことで、大事なのはその時「辞めるか?辞めないか?」の方でした。

ずっと辞めないで「諦めてお休み中」という状態であれば、ある日「あれ?今なら出来るんじゃないかなぁ?」と言う日が来ます。これが「辞めなかった人だけが見える景色」だったんだと知りました。このことを知れたのが、今、生きている私の喜びです。あぁこの景色がみたくて生きてるんだ、と。

 

さてさて。私の20周年看板復活企画。上手く行くかなぁ。まずはこの看板を依頼してくれた人(もしくは企業)に再会できるかどうか。法的に町の看板なので寄付が出来るのかどうか。1つずつ進めていきます。またお話しが進んだら近況を書いていきます。

 

by
Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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