兎村彩野|Illustrator / Art Director

色玉と配色シートから好きな色を悩まずに選ぶ方法

色玉と配色サンプル。

暇な時や絵を描く前に作っておくと、イラストを描く最中、色で迷わなくなるので楽になります。シンプルなイラストは3カラーがオススメ。色がまとまりやすくなります。

 


 

[ シートの作り方 ]

 

① ペンをグラデーションに並べる

好きな組み合わせのペンを5〜6本選んだら、左端にグレーを置く。

左から寒色(ブルー・グリーン系)を右に暖色(ピンク・イエロー系)になるようにざっくりしたグラデーションに並べる。グラデーションから選ぶと、隣り合う物は近い色、離れると反対色と組み合わせやすくなります。

 

②紙に丸を描いて色番号をメモする

最初に左側に色玉を描き、番号をメモします。

カラー番号は乾く前と乾いた後、さらに時間が経ったあとで微妙に色が変わるのでメモしておくのがかなり大事です。完全乾燥の色を知るのにも役に立ちます。

次に右側に①〜⑧(多くて疲れる人は①〜⑤など自分の好きな量でOK)と作りたい配色数を先に描きます。

 

③3本を選んで3つ色玉を描き配色サンプルを作る

そこにグラデーションに並べたペンの中から好きな組み合わせの配色を作り色玉3つを並べて描きます。同じ配色にならないように気をつけながらペンの組み合わせを変えて配色セットを作って行きます。

 


 

自分の得意な配色の癖こそ「最高の個性」なので、その法則を見つけられる大好きな作業です。

最初は自分の得意な配色が並びますが、後半で意外な組み合わせや自分の癖ではない配色が出てくるので、色感覚の訓練になるだけでなく、新しい自分の中の色の発見もたくさんあり、私の好きな作業です。

いつも道具を部屋に置いたままにしていて、暇な時間に30分くらいでささっとこのシートを作ります。

 

色玉と配色シートは、クリアのポストカードケースに入れて収納・管理して、自分だけの色手帳にしています。日付をメモしておくと、季節毎に色が移ろうのでなかなか面白い結果が出てきます。

絵を描くときはこのシートから、気に入った配色を選んで描くので、悩む時間がほとんどなくなりますし、完成形をイメージしやすくて絵を描くのが楽しくなります。クライアントとの打ち合わせに持っていけば「どの配色が好きですか?」と聞ける便利な道具にもなります。

 

保存保存

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Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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