兎村彩野|Illustrator / Art Director

コピックで手帳に小さなカラーイラストを描く方法

兎村流の手帳やノートにシンプルなイラストを入れる方法をご紹介。

普段イラストは万年筆で描いていますが、飛行機で万年筆が持ち運べないのと、インクが水溶性なので水に溶けやすく扱いに少し気を使います。過去に、雨で溶けてしまったあるので、手帳を書くときはコピックやトンボデュアルブラッシュペンを使うようになりました。(万年筆にも耐水性のインクはあるので、その紹介はそのうちします。今日はひとまずおいておきます。)

コピックのマルチライナーは顔料なので乾くと水に強く、乾くのがとても早いので、すぐにカラーペンで重ね塗りができ便利です。なので、最近では「万年筆バージョン」と「コピックバージョン」で使い分けしています。

 

コピック手帳の書き方

今日はコピックバージョンの描き方です。

 

① シンプルスケッチ の書籍についている「なぞり描きブック」を取り出す

私の著書に「万年筆ですぐ描ける!シンプルスケッチ」という本があります。この本には「なぞり描きブック」という小冊子がおまけでついています。

 

こんな感じで、小さなイラストの完成形サンプルがたくさん載っています。

もともと万年筆で絵を描く道具として作っていたのですが、手帳を描くのに便利なほどよい小さいイラストが多いので、自分でも手帳を書くように愛用しています。(自分の絵なので、自分がお手本って言うのは少し変な感じはしますが)

 

② コンビニで【120%】拡大コピーして小さくカットする

なぞり描きブックは冊子になっていて手帳で使うには少し不便なのと、汚れると使いずらくなります。そこでコンビニでコピーをして、コピーした方を使います。

ちなみに手帳に書く場合は好きなサイズでOKなのですが、私のオリジナル手帳がA5スリムワイドなので120%がお気に入りです。拡大コピーをして、冊子よりイラストを少し大きくしています。

 

③ 手帳やノートを描かない時は箱やポーチで収納しておく

使わないときは箱にしまっていています。小さいので場所を取らなくて良いです。100円ショップのポーチなども良さそうです。

 

⑤ 手帳やノートに絵のシートを挟み、なぞり描きする

小さくカットしているので、手帳の好きな場所にシートを挟むことができます。手帳の紙は薄手なので、うっすら透けます。透かしながら位置を調整します。

位置が決まったらコピックマルチライナーでなぞります。

 

⑦ コピックマルチライナーでなぞったらカラーを入れる

イラストが描けたら、シートを外してカラーペンで色を塗ります。配色は先につくってある「色玉配色シート」から選ぶと楽です。

 

今回は色玉配色シートの⑥で着色しました。

 

絵が苦手な方でもこの描き方なら好きな場所に下書きなしで描けるので、キレイに手帳やノートを仕上げることができるかなと思います。下書きなしなので鉛筆の跡を消す必要もなく、位置を決める失敗も少ないので、ストレスが減ります。

 

なぞり描きシートはコピーなので汚れたら、またコピーして交換してください。本を買って下さった方であれば、なぞり描きブックは何回コピーしてもOKです。自由に使ってください。

慣れてきたらシートなしでも描けるようになりますが、位置を決めるには便利なので、ガイド代わりに使うのも便利です。

 

 

イラストに、文字とカラーで仕上げるとこんな感じの手帳になります。

線画に全部色を入れる必要はなく、ポイントだけの着色でもシンプルで抜け感のあるイラストになります。

ペンのカラー番号が画像の中のペンに描いてある「C-3」や「YR15」をみると分かるようにしました。気に入った色があればご参考に。

 

 

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

by
Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
SNSでフォローする