兎村彩野|Illustrator / Art Director

釧路に帰ると行きたくなるお店

私の実家は北海道の釧路市です。道東と呼ばれるエリアです。

釧路と言う街は、太平洋に沈む夕焼けが美しいことが有名で、森も海も湿原もあり、自然豊かです。豊かな自然の恵みで、美味しいお魚や乳製品が食文化としても楽しめます。夏は30度を越えることがほとんどなく湿度も低いので、ドライで気持ちの良い街です。そんな街で16年間、若い人生を過ごしました。

友人に釧路のオススメを聞かれることが多いので、帰省したら巡回するお気に入りのお店をご紹介。旅行や出張で訪れる方に釧路を好きになってもらえたら嬉しいです。

 

(1)居酒屋 達のお刺身と牡蛎

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「お刺身を3人前で頼むと雲丹が下駄みたいのでくるよ」と教えてもらったので頼んだら本当に雲丹がいっぱい。新鮮でまったりしたお刺身が美味しいお店です。お刺身以外は牡蛎もオススメです。大きくて新鮮でお得感あってご満悦しました。そんなに大きなお店ではなく、地元の人が食べに行く居酒屋さんという感じでほっこりします。人気なので電話して席を確保しないと入れないかも。

居酒屋 達
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1011327/

 

(2)竹老園 東家総本店の蕎麦寿司

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釧路はお蕎麦屋さんが多い街です。その中でとくに好きなのが竹老園 東家総本店です。部屋代300円を払うと古い日本家屋のお座敷で食事ができます。ランチの時間を外せばお店も落ち着くので、庭が見える席で食べるお蕎麦は最高です。

丁寧に手入れされた古い建物ですが、敷居が高いというよりほっとする場所です。お蕎麦はやや柔らかめのプニョンとした食感で、東京で食べるコシが強いお蕎麦とは違いますがず、なんだかこの感じが釧路なんだなぁと感じます。量が多めなので頼むときはお腹を空かせて行くようにしています。

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そしてこれが隠れた名物の「蕎麦寿司」です。甘めの酢飯のように味付けをした蕎麦を海苔で巻き、細切りの生姜が入っています。この生姜はお寿司のガリのような味です。

何度も家で再現しようとしていますが、なかなか上手くいかない不思議なお寿司です。

全体的に量が多めなので2〜3人でお店を訪れて、お座敷借り、1人1ざる蕎麦をたのみつつ、蕎麦寿司をみんなでシェアして頼のむと丁度良い量かなと思います。

 

竹老園 東家総本店(ちくろうえん)
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1000107/

 

(3)六花亭 鶴見橋店の雪こんチーズとソフトクリーム

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六花亭のお菓子屋さんにカフェが併設しています。喫茶付き六花亭の店舗限定「雪こんチーズ」が絶品です。ついおかわりしてしまうおいしさ。「雪こん」という茶色いビスケットは「雪やこんこ」というお菓子のビスケット部分で、濃厚厚切りチーズケーキを挟んでいます。

2時間でビスケットがしなしなになるので(チーズケーキの水分を吸ってしまうからと店員さんに伺いました)散歩中に歩きながら食べるとちょうど良いです。店舗限定の「雪こんチーズ」は知ってる人が少ないので広めたいおやつです。

 

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おなじく店舗限定の「雪やこんこソフト」も大好物です。ミルクの味が濃いのにさっぱりした優しい味です。こちらも「雪やこんこ」のビスケット付きです。

六花亭 鶴見橋店
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1007298/

 

(4)ジョイパックチキン ビッグハウス店のカレーチキン

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私が幼稚園の頃からお世話になってるチキンセットです。小さい頃は親がたまに買ってくれるお昼ご飯、学生時代は友人と放課後におしゃべりをしながら食べるおやつでした。ジョイパックチキンのAセットは、まさに青春のソウルフードです。

名前はカレーチキンですがカレー味ではなく、謎のスパイシー味です。カリカリに揚がった衣と肉汁がバランス良しです。このカレーチキンの味を言葉で表現することが上手くできません。カレーチキン味としか言えないのですがカレーではないという。

お店の揚げたてでないとサクサクカリカリむちむちを楽しめないので、フードコートで食べるのが好きです。セットに付いてくるポテトも胡椒が多めのスパイシー味で美味しいです。B級グルメ大会に出たら賞が取れそうだなぁと思います。

ジョイパックチキン ビッグハウス店
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1030218/

 

(5)まるひらの醤油ラーメン

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昔ながらの釧路ラーメンが食べれるまるひらは、高校生の頃、帰り道にたまに来ていました。寒さの厳しい釧路で、身体が芯からあったまる安くて美味しいラーメンは大事な存在でした。

あっさりしていて、具も味もシンプルで、胃もたれしないラーメンです。最近ひさびさに食べたのですが「これは大人のラーメンかもなぁ。」と思いました。昔は映画のセットのような渋い店構えでしたが、すごくきれいに改装されていました。

お店のメニューはシンプルで、ラーメンの種類は塩か醤油しかありません。サイズ違いの普通・大盛り・特盛りのみです。ビールも餃子もなし。この潔さがまるひらの魅力でもあります。お昼時間は観光客とご近所さんと地元で働く人が、ごちゃ混ぜで混んでいるので少し時間を外してくることをオススメします。

ラーメン まるひら
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1004357/

 

(6)鳥松のザンギ

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繁華街の真ん中にある小さなザンギ専門。ちなみにザンギとは釧路の名物で、鶏の唐揚げのようなものです。定番のメニューは「骨付きザンギ」か「骨なしザンギ」。私は骨なし派です。

飲み会の前に、生ビールとザンギで軽く呑んでつまんでが好きです。壷にたれが入ってるのでかけると、ビールに合います。早い時間で平日だと入りやすいですが、遅くなると満席のことが多いです。

 

鳥松
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1010248/

 

(7)泉屋のスパカツ

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釧路のB級グルメの王様といえば泉屋のスパカツです。ミートソーススパゲティにとんかつ1枚がどーんと乗っている男前な出で立ち。ひさしぶりに来たら昔より量が減ったなぁと思いますが、少ないとは言えないボリュームです。

熱々の鉄板に乗って出てきますので油が激ハネします。ご注意を。味は見た目とは違い意外とあっさりなのでぺろりと食べれてしまいます。何度食べても不思議だなぁと。くどそうでくどくない。

学生時代、たまに友だちと食べにきていました。繁華街の中に本店がありますが、私はビックハウス店がお気に入りです。

レストラン泉屋 ビッグハウス店
http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1026295/


釧路では有名な定番店ですが、実家にいると、ふらりと寄りたくなります。味がすごい!だけではない、そのお店と過ごした青春の記憶が重なって、思い出ごと大事なのでしょう。「散歩して、食べて、銭湯寄って、帰る。」これが私の幸せコース。昔の自分に会える気がします。

 

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Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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