兎村彩野|Illustrator / Art Director

左利き用万年筆『 LAMY safari LH 』

左利きの夫と暮らしていると、左利き用ではない道具で不便そうなことがいくつかあります。そのひとつが「万年筆」でした。

描いている手元を見ながら耳をすますと、かすかに「カリッカリッ」と紙にニブ(ペン先)がひっかかる音がしています。普段、私は万年筆で絵を描いているので、引っかかる音はとても気になるポイント。もしかすると、ニブがあっていないのかなぁと思っていました。

そんなある日、LAMYで見つけたのが「左利き専用ニブ」です。

 

LAMYのsafariにはEF(極細)、F(細)、M(中)、B(太)と太さの種類がありますが、左利き用はLHといいます。SNSで8月13日が「#左利きの日」と言うのを知り、夫にLAMY safari LHをプレゼントしました。

 

私は右利きで描き比べができないので、左利きの夫に描き比べをしてもらいました。LHのニブの太さはMに近い感じがします。MとLHで描き比べをお願いしました。

 

 

ニブにはLHという刻印。私も初めて見ました。ちなみにLHはレフトハンドという意味なんだそうです。

 

 

LHとMと、いつも夫が自分用で使っているEFでぐるぐるを描いてもらうと、最初はあまり分からなかったようなのですが、途中から、「あれ?あれ?」と。尋ねてみると「LHだけ引っかからない。なんだこれ??」と不思議そうな顔をしていました。

 

 

だんだんLHのインクが馴染んできたら、どんどん描きやすくなってきたようで、試しに漢字を書いてもらいました。「わぁ!不思議。ひっかからないし、するっと書ける。」とのこと。だんだん書き味の差を感じてきたようです。

 

 

直線など色々描いていると、LHがとても気持ちよいらしく、「スルスル描けてなんかいい。」ということで、すっかりお気に入りになったようです。よかった。LHをメインで使うとのことです。左利きの日のプレゼント成功しました。

 

LHのニブ、どういう風に構造が違うのかは今度LAMYへ行った時に会社の人にきいてみます。

 

 

ちなみに日本でLAMY safari LHを保証書付きの正規品を購入する方法です。フラッグシップストアLAMY Tokyo AoyamaでLAMY safariを購入しスタッフの方にお願いすると、無料でニブ交換をしてくれます。残念ながらLAMY safariの持ち込みや、ニブのみの単品販売は現在していないとのことでした。店頭で購入された方のみのその場でニブ交換をするサービスなのだそうです。

 

左利きの方への贈り物、LAMY safari LHの万年筆おすすめです。これからも毎年「左利きの日」には、左利き専用の便利そうなモノをプレゼントしていこうと決めました。来年は何にしようかな、お玉かな。

by
Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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