兎村彩野|Illustrator / Art Director

イラストや手帳用のカラーペンはいっぱいなくても大丈夫

カラーペンは何百種類と色があり、選ぶのが楽しい画材です。

カラーペンはジャンルが2つに分かれていて、ひとつは「文具」としてのペン、もうひとつは「画材」としてのペンです。

これは作っているメーカーが違ったり、用途が違うため、お店でも取り扱いが分かれています。

文具としてのペンは文房具屋さんに売っています。ノートや消しゴムなどと並ぶことが多いです。画材としてのペンはスケッチブックや水彩絵の具など扱う画材屋さんに並びます。

最近、コピックやトンボデュアルブラッシュペン(ABT)で手帳に着色する方が増えてきました。私も、撮影用の手帳は色がキレイに出るのでどちらも愛用しています。これらのカラーペンは画材コーナーにあることが多いです。

 

▶コピックチャオ
https://copic.jp/product/ciao/
※コピックの中のお手頃価格のライン。インクは上位モデルのコピックスケッチと同じ物が入っているので品質がよいペンです。まずはじめてみたいという方はチャオがオススメ。

 

▶トンボデュアルブラッシュペン
http://www.tombow.com/products/ab-t/
※デザイナーが使いやすい色味で設計されているので少しくすみのある大人っぽい配色が可能。ペン自体のデザインもシンプルでキレイ。

 

どちらの製品も色数が豊富です。ただ、イラストを描く場合、最初から全色を揃えなくても大丈夫です。まずはお店の試し書きコーナーで好きな色を探したり、カラーチャートが置いてあるお店も増えてきたので、トーンチェックしながら、好きなペンを数本組み合わせて買ってみるくらいで十分かわいいイラストや手帳は描けます。

 

私が目安でオススメしているのは、ライナー系の線を描くペンが1本。塗りをする太いペンやブラシペンが1本。カラーペンが3〜6本。まずはこのくらいの本数からシンプルで小さめのイラストをちょこちょこ描いてみると、どんなバランスの絵が好きか、だんだん分かってきます。

 

 

実際に、ペン4本(ライナー系2本、カラー2本)でも、余白をスッキリさせてシンプルでかわいいバランスの絵が描けます。

よく「塗り残し」と呼んですべての線画の中を塗らなければいけないと思われている方もいますが、イラストの場合「塗り残し」ではなく「塗らないという絵を描いている」という感覚が大事で、あえて塗らない箇所を作ります。たくさん塗らないことで、塗った場所が絵全体のポイントになっていくので、無理に全部塗らなくてもOKです。あえて塗らないことで絵に抜け感が出てきます。

 

ゆっくりカラーペンを揃えていく楽しみ方もあるので、まずは一目惚れした好きな色の組み合わせ数本からスタートは無理なくはじめれて楽しいかなと思います。

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

保存保存

by
Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
SNSでフォローする