兎村彩野|Illustrator / Art Director

兎村手帳の製品見本チェックと改良点

兎村手帳の最終サンプルの製品見本が届きました。

これは印刷前に工場がこの紙を使いますよとか、紙の厚さ・製本のチェックをする作業です。

 

こちらの初期の手帳からの改良点です。

 

❶サイズはサンプルサイズとほぼ一緒

 

❷テスターさんからの角丸希望が良かったので採用

角を丸くすると手が痛くないのと、持ち歩いたときに潰れにくい良さがあります。

 

❸表紙の紙が同じくらいの価格で少し厚手が選べたので変更

 

❹ホチキス綴じからミシン綴じにグレードアップしたので収まりが良くなった

 

❺ミシン綴じなのでバサーと手帳が開くようになった

 

表紙を少し厚くする提案が社長さんからありました。たしかに高級感と物質感がUP。「手帳」という言葉の重みが出た感じがします。「大事なもの」という手に持った時のうれしい感がでました。

今回は表紙やや厚手にしますが、次の時に表紙が柔らかい方が好きな人が多かったらまた変更します。もう一段薄いのに変えると柔らかく開くので、それはそれでいいかなとも思います。

 

中面の紙はなぞり描きシートしっかり透けます。

 

表紙のデザインも改良して英語が得意なニューヨークに住む友人や英語で仕事している友人たち3名に相談し、チェックしてもらいました。英語が苦手なので、これで恥ずかしくないものになりました。ご協力ありがとうございます。感謝です。

 

最後追加の表紙のデザイン作ってPANTONEで色合わせしたら、いよいよ1000冊(250冊 × 4種)入稿へ。

 

仕事でも使いやしので、仕事用のメモ取る手帳も私自身この手帳に変更します。

兎村手帳はネットで気軽に買えるようにします。まとめ買いできるようなセット販売も検討しています。ただし、発送が私しかできないので、少しだけお時間を頂くことがあります。そのかわり価格をちょっとだけ抑えました。

 

 

ありそうでなかった「片面手帳」が世の中にデビュー。

 

小学生だった私に、きっと38歳のワタシは褒められるなぁと思いました。あの頃、学校でノートは両面使わないといけないことに違和感があり、その心の違和感を解決する道具がこの世になくてもやもやしていました。自分の「あったらいいのになぁ」という小さな声に、自分で叶えてあげられたのがこのプロジェクトの素敵な部分でした。これはあとから気付いた気持ちです。

少ないけど欲しい人がいる。少ないけど困っている人がいる。私はこれからも、ここだけを見て物作りをしていきたいなと思います。

私は主役じゃなくていいし、大きな声が出せない誰かのための裏方に進みます。なんとなく自分のするべき事が見えたような経験でした。

 

兎村手帳をよろしくお願いします。

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Illustrator / Art Director 兎村彩野。1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にプロのイラストレーターとして活動を開始する。17歳でフリーランスになる。子ども向けの絵(NHKおかあさんといっしょの「黒ネコダンス」や「ながぐっちゃん」など)や女性向けの絵、アウトドアの絵を得意する。ドイツの万年質LAMY1本で描く「LAMY Sketch」が人気になる。
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