色玉と配色サンプル。
暇な時や絵を描く前に作っておくと、イラストを描く最中、色で迷わなくなるので楽になります。シンプルなイラストは3カラーがオススメ。色がまとまりやすくなります。
好きな組み合わせのペンを5〜6本選んだら、左端にグレーを置く。
左から寒色(ブルー・グリーン系)を右に暖色(ピンク・イエロー系)になるようにざっくりしたグラデーションに並べる。グラデーションから選ぶと、隣り合う物は近い色、離れると反対色と組み合わせやすくなります。
最初に左側に色玉を描き、番号をメモします。
カラー番号は乾く前と乾いた後、さらに時間が経ったあとで微妙に色が変わるのでメモしておくのがかなり大事です。完全乾燥の色を知るのにも役に立ちます。
次に右側に①〜⑧(多くて疲れる人は①〜⑤など自分の好きな量でOK)と作りたい配色数を先に描きます。
そこにグラデーションに並べたペンの中から好きな組み合わせの配色を作り色玉3つを並べて描きます。同じ配色にならないように気をつけながらペンの組み合わせを変えて配色セットを作って行きます。
自分の得意な配色の癖こそ「最高の個性」なので、その法則を見つけられる大好きな作業です。
最初は自分の得意な配色が並びますが、後半で意外な組み合わせや自分の癖ではない配色が出てくるので、色感覚の訓練になるだけでなく、新しい自分の中の色の発見もたくさんあり、私の好きな作業です。
いつも道具を部屋に置いたままにしていて、暇な時間に30分くらいでささっとこのシートを作ります。
色玉と配色シートは、クリアのポストカードケースに入れて収納・管理して、自分だけの色手帳にしています。日付をメモしておくと、季節毎に色が移ろうのでなかなか面白い結果が出てきます。
絵を描くときはこのシートから、気に入った配色を選んで描くので、悩む時間がほとんどなくなりますし、完成形をイメージしやすくて絵を描くのが楽しくなります。クライアントとの打ち合わせに持っていけば「どの配色が好きですか?」と聞ける便利な道具にもなります。