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「TAMIYAする」と動詞に?!インク好きにオススメ万年筆用インク小分け術。

かなり前にインクボトルに水が入ってしまい、そこから雑菌が繁殖してしまいました。ほぼインクが残った状態で1本潰したことがあります。

私は絵を描く画材としてもインク使うので購入したままの瓶で使うには使い勝手が悪く。そこでTAMIYAの小分け瓶を使ってマスターボトルのインクのダメージを最小にして使っています。

小分け運用に変えてから作業しやすく快適に。マスターインクも綺麗なまま使えるのでワークショップでも参加のみなさまに小分けで使うコトをオススメしています。

 

インク好きには定番なのですが初心者の方やマスターインクのボトルにダイレクトで万年筆を入れて使っている方もいるかなと思ったので、今日は小分け方法を書いてみます。ちなみにインクには「染料インク」と「顔料インク」があります。私は染料インクを使っているので、今回の説明はすべて顔料インクです。

この小分けボトルに分ける作業を私は「TAMIYAする」と呼んでいます。TAMIYAという言葉が動詞になっています。

 

TAMIYAの小分けボトルを買う

 

TAMIYAには小分けボトルが色々な容量で発売されています。オススメは10cc入る角瓶タイプ。丸瓶もあるんですが、作業中に倒すと転がるので、私は角瓶を愛用しています。

しっかり蓋が密閉されているので、揮発もなく倒れてもキャップからインクが漏れることがありません。

 

 

なかなかネットになくて、Amazonは値段が高くなっているので注意。定価より安く1本80円で買えるので、いつもヨドバシドットコムを利用してまとめ買いしています。レビューに私と同じく万年筆のインク用に購入してコメントを書いている方もたくさんいます。店舗だとプラモデルコーナーにあります。

https://www.yodobashi.com/product/100000001000884810/

 

 

ボトルに貼ってあるラベルシールは爪で端っこを削ると簡単にペロッと外れます。インクの色を見やすくするためにこのラベルは取った方があとあと便利です。私は剥がしちゃいます。

 

マスターボトルと注射器型スポイトを用意する

注射器型のスポイトは100円ショップでも購入可能。ホームセンターなどにも売っています。お店によって置いてある棚のジャンルが違うので、店員さんに聞く方が良さそうです。TAMIYAのボトルが10ccなので注射器の容量はあまり多くない方が使いやすいです。

 

 

よくあるスポイトは何度もマスターから吸い出すのでかなり面倒なのと何cc移動したか分からないので、ぜひメモリ付きの注射器タイプをオススメします。

スポイトは使う前にしっかり乾かしておいてください。インクボトルに水が入ると雑菌が繁殖したり、カビの原因に。

 

マスターのボトルインクを軽く遠心力で混ぜるように振ったら(カシャカシャと泡立つ振り方はNG。手首で円を描くように混ぜると良い感じに混ざります。)スポイトで必要な容量を吸い上げます。マスターボトルにゴミや水分が入らないように注意です。ハリ部分だけをそっと入れます。私はいつも5〜6cc吸い取ります。

 

TAMIYAに移していく

 

泡立たないようにゆっくり静かにTAMIYAの小分けボトルに移していきます。

 

 

マスターからインクを吸います。メモリを見ながら必要な量を吸います。

 

 

注射器タイプなので簡単にインクの移動が可能。倒したりこぼれないようにキャップをしっかり閉めます。これでマスターボトルから作業用小分けボトルに移りました。

 

インクの移動が終わったらすぐに注射器型スポイトを水洗いします。乾くとインクが取れにくいので、すぐにしっかり洗うのがポイント。インクが落ちたら乾かします。

洗い忘れてインクが乾いてこびりついてしまったら、万年筆の洗浄と同じく水に漬けっぱなしにして置くと時間はかかりますがインクが溶けます。

ハリ部分の中でインクが乾いて固まるとなかなか落ちなくなるので、すぐ洗うのがとてもオススメ。ハリの中のインクが固まると、次回他の色を吸うときに溶け出すことがあります。

 

TAMIYAのボトルから万年筆のコンバーターへインクを移したり、絵皿に移して筆塗りしたり。マスターボトルでは作業せず、毎回小分けボトルで作業します。

小分けボトルのインクを使い切ったらボトルもしっかり水洗いして乾かし、他の色を入れて使ったり繰り返し利用しています。

 

ボトルをラベリングする

 

万年筆のインクは小分けすると見分けが付かなくなります。同じ名前のインクでもメーカーが変わるとかなり色が違うのですが、ボトルだとそっくり。時間があくとほぼ不明に。

 

 

私はテプラで「ブランド名」「インク名」をラベリングしています。この一手間が大事。透明のテープで色を見やすくしています。

 

 

収納して保管する

紫外線で色が変化しやすいので、暗所保管がオススメ。偶然なんですが、フライングタイガーのチョコチップクッキーの缶がTAMIYAの瓶の高さとピッタリで、愛用しています。300円と手頃なクッキーです。

 

 

これにビッチリいれるとガシャガシャとしないので気に入っています。見た目もかわいい。

 

 

小分けインクは友だちの家にインクを持っていったり、インクのお裾分けにも使えるので、作業の効率化だけでなくインク友だちとの遊びにも便利です。

 

 

マスターボトルのインクは綺麗なまま保管。作業は手軽に小分け瓶で。もし作業瓶に水やゴミが入っても、マスターインクは守られているので、全部をダメにすることもなく、インクを大事に使うことができます。

インクを丁寧に楽しみたい方はぜひ一緒に「TAMIYAする」をしましょう。

 

 

万年筆の使い方やメンテナンス方法を写真付きでご紹介している本を執筆しました。なぞり書きBOOK付きなので、お手本に紙を重ねるだけで簡単にイラストが描けます。もしよろしければ手にとっていただけると嬉しいです。万年筆初心者の方に特にオススメの本です。

『万年筆ですぐ描ける!シンプルスケッチ』本を解説します

by
Illustrator / Art Director 1980年東京生まれ、北海道育ち。高校在学中にイラストレーターとして活動を開始。シンプルな暮らしの絵が得意。愛用の画材はドイツの万年筆「LAMY safari」。